LOVE COLUMN
愛情がないのではなく、ふたりが使っている「愛の伝え方」が違うのかもしれない
「好き」と言ってくれないと、不安になってしまう
恋人が自分のことを大切にしてくれているのは、なんとなく分かる。それでも、「好き」「会えてうれしい」「大切に思っている」と言葉にしてもらえないと、不安になってしまうことがあります。
記念日を覚えてくれていても、困ったときに助けてくれても、言葉がなければ気持ちを確信できない。
反対に、相手から何度も「好きと言ってほしい」と求められ、少し戸惑う人もいます。
自分では会いに行き、送り迎えをし、体調を気遣い、困っているときには手を貸している。それなのに「愛情が伝わらない」と言われると、何をすればいいのか分からなくなってしまうかもしれません。
このすれ違いは、愛情の大きさよりも、愛情を受け取りやすい方法の違いから生まれていることがあります。
愛情には、いくつもの届け方がある
愛情表現というと、「好き」と伝えることを思い浮かべる人もいれば、相手のために何かをすることを思い浮かべる人もいます。
言葉で愛情を伝える人は、気持ちを言葉にすることで、相手との心の距離を近づけます。
行動で愛情を示す人は、時間や手間を使い、相手の生活を支えることで、自分の気持ちを表します。
どちらも愛情表現です。ただし、届ける側と受け取る側の方法が違うと、その愛情が見えにくくなることがあります。
ふたりの「愛情のチャンネル」が違うのかもしれない
言葉で受け取りたい人
気持ちを言葉で確かめたい
「好き」「ありがとう」「一緒にいられてうれしい」と伝えてもらうことで、相手の気持ちを実感します。言葉が少ないと、関係の温度が分かりにくく感じます。
行動で示したい人
していることを見てほしい
会う時間をつくる、困ったときに助ける、相手の好みを覚えるなど、行動に気持ちを込めます。言葉にしなくても、態度で十分伝わっていると考えることがあります。
言葉を求める人が、わがままなのではありません。
行動で示す人が、冷たいわけでもありません。
ただ、愛情を受信しやすいチャンネルが違っているのです。
言葉が少ない人にも、愛情が表れていることがある
相手が言葉で気持ちを伝えるのが苦手なら、日頃の行動にも目を向けてみましょう。
- 忙しくても会う時間をつくってくれる
- 自分が話した小さなことを覚えている
- 困っているときに手を貸してくれる
- 体調や帰宅時間を気にかけてくれる
- 自分が過ごしやすいように準備してくれる
- 将来の予定に自分を自然に含めている
こうした行動は、本人にとって「好き」と言うことと同じくらい、あるいはそれ以上に大きな愛情表現かもしれません。
ただし、行動があるからといって、言葉を求める気持ちまで我慢する必要はありません。
相手の表現を受け取ることと、自分の希望を伝えることは、どちらも同時にできるからです。
言葉を求めるときは、愛情を試さない
不安なときほど、「私のこと本当に好き?」「どうして好きって言ってくれないの?」と確認したくなるものです。
けれど、相手の愛情を試すような聞き方を繰り返すと、言葉を求める側も、求められる側も疲れてしまいます。
大切なのは、言葉がないときに自分がどう感じるのかを、責めずに伝えることです。
「行動で大切にしてくれているのは分かっているよ。たまに言葉でも伝えてもらえると、私はもっと安心できるんだ」
この伝え方なら、相手がこれまで示してきた愛情を否定せず、自分が受け取りやすい方法を伝えられます。
行動で示す人も、短い言葉を添えてみる
言葉が得意ではない人にとって、「好き」と何度も口にすることは、少し気恥ずかしく感じられるかもしれません。
立派な言葉や、長いメッセージである必要はありません。
- 「会えてうれしい」
- 「一緒にいると落ち着く」
- 「無理しないでね」
- 「今日もありがとう」
- 「次に会うのを楽しみにしてる」
行動の前後に、こうした短い言葉を添えるだけでも、相手はその行動に込められた意味を受け取りやすくなります。
「送っていくよ。遅い時間に一人で帰るのが心配だから」
ただ送り届けるだけでも愛情はありますが、理由をひと言伝えることで、相手にはもっと分かりやすく届きます。
言葉で伝える人も、相手がしてくれたことを見る
言葉を大切にする人は、相手の言葉が少ないと、「気持ちまで薄いのではないか」と感じやすいことがあります。
そんなときは、相手が自分のために使ってくれた時間や手間を振り返ってみましょう。
自分から会いに来てくれたこと、忙しい中で予定を合わせてくれたこと、何も言わずに荷物を持ってくれたこと。
行動で示す人にとっては、こうした一つひとつが、言葉の代わりになっている場合があります。
相手の表現を、自分の言葉へ翻訳してみる
「忙しいのに会いに来てくれたのは、会いたいと思ってくれたからかもしれない」と、行動の意味を受け取ってみましょう。
二人だけの愛情表現を決めてみる
愛情の伝え方を、どちらか一方に完全に合わせる必要はありません。
言葉で安心したい人と、行動で示したい人の間に、二人なりの橋をつくってみましょう。
- 一日の終わりに短いメッセージを送る
- 会ったときに「会えてうれしい」と伝える
- 何かしてもらったら、その行動を具体的に喜ぶ
- 記念日には、言葉と行動を一つずつ用意する
- 照れくさい言葉は、メッセージで伝える
- うれしかった愛情表現を相手に知らせる
「何をすれば伝わるか」が分かると、愛情表現は試験ではなく、二人の協力になります。
愛情表現を点数にしない
「自分はこれだけ言っているのに」「私はこんなにしているのに」と、愛情表現を点数のように数え始めると、関係は苦しくなります。
言葉と行動は、単純に交換できるものではありません。
たくさん言葉を伝える人が、いつも深く愛しているとは限りません。反対に、よく行動してくれる人が、すべて誠実とも限りません。
大切なのは、言葉と行動が長い目で見て一致しているかどうかです。
言葉と行動の両方を見る
やさしい言葉をくれても約束を守らない。行動で助けてくれても、こちらの気持ちを無視する。その場合は、愛情表現の違いだけではない可能性があります。
希望を伝えても向き合ってもらえないとき
愛情表現には個人差がありますが、「苦手だから何もしない」で終わってよいわけではありません。
自分が安心するために必要なことを伝えたとき、相手が少しでも理解しようとしてくれるかを見てみましょう。
すぐに上手にならなくても、言葉を増やそうとしてくれる。相手がしてくれた行動に気づこうとする。
そうした小さな歩み寄りがあるなら、二人の愛情表現は少しずつ通じやすくなっていきます。
反対に、希望を話すたびに馬鹿にされる、面倒だと切り捨てられる、気持ちを無視されるのであれば、問題は表現方法だけではありません。
恋愛周波数で見る「愛情のチャンネル」
恋愛周波数では、愛情の伝え方を「行動」と「言葉」という軸で見ています。
行動を大切にする人は、時間、手間、気遣い、助けることによって愛情を示します。
言葉を大切にする人は、気持ちを伝え合い、言葉で確かめることによって関係を育てます。
多くの人は両方を使っています。ただ、その中でも自然に使いやすい方法や、受け取りやすい方法には違いがあります。
相手と同じ方法を使えなくても、相手に届く形を少し覚えることはできます。
「どうして分かってくれないの?」ではなく、「私はこの方法だと愛情を受け取りやすい」と伝えることが、すれ違いを減らす第一歩になります。
